ヨガは叡智の塊かもしれない



9/24(月)に放送されたNHK総合テレビ「東洋医学 ホントのチカラ~科学で迫る 鍼灸・漢方薬・ヨガ~」をたまたま見ました。
(わたしは特に「ヨガ」に関する部分を見たかったのだけど、残念ながら「ヨガ」に割かれた時間は短かったように思う・・・。)
紹介されていたNYのヨガインストラクターの女性は、なんと御年100歳!!!もちろん現役でヨガを教えていらっしゃる。
彼女の脳波を調べてみると、ヨガをする前とした後では脳波全体の中でシータ波が1.2倍に増えていたそうです。
そのほか、がん治療を行っている患者さんにヨガを取り入れている事例、看護師さんたちのストレス軽減にヨガを取り入れている事例、子供たちの不安軽減にヨガを取り入れている事例も紹介されていました。
科学的なエビデンスはまだまだ足りないのかもしれませんが、こういう形でテレビが取り上げるようにもなり、”ヨガ”がもらたす恩恵は大きい!と感じている人がたくさんいるということですね。


20-30代の頃のわたしは、体力もなく、いつも疲れきっていました。毎日を乗り切ることだけでへとへとでした。
それがヨガを始めてから、50代の現在の方がはるかに体力もあり元気ハツラツ、気持ちの切り替えもだいぶうまくなったと思います。それは学ぼうとして学んだことではなく、日々、ヨガを通して身体と、自分と、向き合っているうちに自然と身についたもので、ヨガが与えてくれた素晴らしいギフトだと思っています。
イライラしているひと、不満の多いひとを見るたび、「ヨガやればイライラしないのに」と思うくらい(笑)。


さてここで脳波のお話。
わたしたちが日常生活を送っているのは「ベータ波」の状態。脈拍も早いし、緊張もするし、あれこれと常に頭を働かせている状態。交感神経が優位になっている状態です。
(たぶん、20-30代の頃のわたしは、ほぼ24時間この状態だったのでしょうね。そしてパニック障害を発する・・・。)

よく耳にする「アルファ波」は、リラックスした時の脳波の状態。心地の良い音楽を聞いたり、ゆっくりお風呂に入ったりしている時のリラックスした状態、安心感を感じているような状態。そんなときの脳はアルファ波を出しているのだそうです。

「シータ波」は、夢と現実の合間を行ったり来たりしているまどろみの状態や深い瞑想状態。海馬が活性化するので記憶力が良くなるそうです。またひらめきや直感力も鋭くなるそうです。
ではどうしたら脳波をシータ波にできるのか?・・・それには 腹式呼吸 が効果的なのだそうです。だ・か・ら!ヨガや瞑想がいいと言われるわけですね。


ヨガクラスの最後に「ヨガニードラ」という横たわったまま行うヨガを取り入れていますが、ヨガニードラを行うと、いとも簡単に夢と現実の合間をたゆたう状態になります(笑)。
これ本当に不思議なんですけど、意識が遠のいていったり、また戻ってきたりを自然と繰り返します。もちろん、寝息を立てて完全に熟睡してしまう方もいます。

脳波的には、目をつぶってリラックスし始めた頃にアルファ波が出はじめ、次第にまどろみの状態になるとシータ波が出るということでしょうね!
潜在意識と顕在意識の境目にいる=シータ波が出ている状態 なので、このとき、心から「こうしたい」「こうなりたい」と宣言したことは驚くほど叶いやすいと言われているのです!潜在意識にすっと染み込んでいくようなイメージでしょうか。

本来ヨガニードラでは、始める前と終わりの頃に「サンカルパ」という誓いを心の中で宣言します。(「サンカルパ」についてはまた別の機会に触れたいと思います。)
寝たまんまで、リラックスできて、自分のなりたいイメージに近づけるって、スゴクない!?ヨガってやっぱり、叡智の塊かも!